「英語、家でもやったほうがいいって聞くけど、具体的に何をすればいいの?」
そういう声、本当によく聞きます。
英語教室に通わせる、英語の動画を見せる……なんとなく「何かやらなきゃ」という気持ちはあっても、毎日の育児でいっぱいいっぱいな中、「家での英語」をどこから始めればいいかわからない、というパターンがほとんどです。
私は長年英語と向き合ってきたバイリンガルで、英語教師としても幼児期のお子さんと関わってきました。そして自分自身も子を持つ親として感じているのは——
英語育児で大切なのは、「英語の時間を作る」ことより「英語をルーティンに溶け込ませる」ことだ、ということです。
この記事では、特別な準備もお金もかけず、今日の育児の中で 英語を始められる具体的な方法をまとめました。
なぜ「英語の時間」を作ろうとすると続かないのか
まず、多くのご家庭で英語育児が続かない理由を正直にお伝えします。
それは、「英語タイム」として時間をブロックしようとするからです。
2歳・3歳の子育て中、毎日決まった時間に座って英語に取り組む——これは、どれだけやる気があっても、ルーティンが崩れやすい幼児期には構造的に難しいのです。
一方で、うまくいっているご家庭に共通しているのは「英語が生活の中にある」状態。朝の着替えのときに英語の声かけをする、お風呂で数を英語で数える、ご飯のときに食材の名前を英語で言ってみる——そのくらいの「ちょっと英語」が、実は積み重なると大きな力になります。
幼児期の言語習得で大切な3つのこと
脳科学的にも、幼児期の言語習得には次の3つが重要とされています。
- 繰り返し(同じ表現が何度も出てくること)
- 文脈(意味がわかる場面での使用)
- 感情との結びつき(楽しい・嬉しい・くすぐったいなど)
この3つが揃いやすいのが「日常の中の英語」です。特別な教材や長時間の学習より、毎日のルーティンに組み込まれた短い英語フレーズのほうが、子どもの記憶に残りやすいのです。
シーン別:今日からできる英語ルーティン
では、具体的にどんな場面で英語を使えるか、シーン別に見ていきましょう。
朝のルーティン(起床・着替え)
朝は毎日同じ流れが多いので、英語フレーズを定着させやすいゴールデンタイムです。
起こすときのひとこと
- Good morning! / おはよう!
- Time to wake up! / 起きる時間だよ!
- Did you sleep well? / よく眠れた?
着替えのとき
- Let’s get dressed! / 着替えようか!
- Put your arms through! / 腕を通して!
- Which one do you want to wear today? / 今日はどっちにする?
「腕を通して」「足を入れて」という動作の英語は、毎朝繰り返すことで子どもが先に体で覚えてくれます。言葉より体が先に動くようになったとき、それが「習得」のサインです。
食事のルーティン(朝・昼・夜ごはん)
食事の場面は、同じ単語が毎日登場する最高の語彙習得の場です。
ごはんの前後
- It’s time to eat! / ごはんの時間だよ!
- Wash your hands first. / まず手を洗って。
- Yummy! / That smells good! / おいしそう!
- All done! / 食べ終わった!(使用頻度が高く、すぐ覚える)
食材・色で語彙を増やす
- Look, this is a carrot! / これはにんじんだよ!
- Can you find something orange? / オレンジ色のもの、どこかな?
- One more bite! / もうひと口!
「All done!」はとくに2〜3歳の子どもに人気のフレーズで、自分から言い始める子が多いです。食事の終わりに毎回使っていると、子どものほうから「オールダン!」と言い出してきますよ。
お風呂のルーティン
お風呂は「楽しい」感情と結びついた英語が定着しやすい場面です。
入浴中のやりとり
- Bath time! / お風呂だよ!
- Let’s wash your hair. / 髪の毛洗おうか。
- One, two, three…ten! / 1、2、3…10!(湯船で数える)
- Hot or cold? / 熱い?冷たい?
- All clean! / きれいになった!
数を数える遊びは特に2歳ごろに効果的です。「ten!」で湯船から上がる、というゲームにすると毎回大喜びします。
寝る前のルーティン
就寝前は、短いフレーズでしっかり終わりを伝える場面です。
寝かしつけのひとこと
- Time for bed! / 寝る時間だよ!
- Good night, sleep tight. / おやすみ、よく眠れますように。
- I love you. / 大好きだよ。
- Sweet dreams! / いい夢見てね!
「Good night」「I love you」は感情と結びつくフレーズなので、毎晩続けると子どもが自然に言えるようになるスピードが早いです。寝る前の英語絵本の読み聞かせと組み合わせると、より効果的。
「でも私、英語に自信がなくて…」という方へ
ここでよく出てくるのが、「親の発音が悪かったら子どもに悪影響では?」という不安です。
結論から言うと、影響はほぼありません。
幼児期に親から学ぶのは「英語が身近なもの」という感覚と、コミュニケーションへの積極性です。発音の細かい部分は、その後の環境(英語動画・英会話教室など)で自然に調整されていきます。
それよりも大事なのは、親が英語を「使う姿を見せる」こと。完璧じゃなくていい。楽しそうに英語を使っているお父さん・お母さんの姿が、子どもにとっていちばんのモデルになります。
親が迷ったときの「つなぎフレーズ」
- How do you say ~ in English? / ~って英語でなんて言うんだろう?(声に出して一緒に考える)
- Let me check! / 調べてみよう!
- Good try! / いい感じ!(子どもへの声かけ)
「わからないときは一緒に調べる」という姿勢も、実は英語学習の大切な態度として子どもに伝わります。
英語ルーティンをもっと楽しくするための3つのツール
1. 英語絵本(読み聞かせ用)
ルーティンに最も馴染みやすいのが英語絵本の読み聞かせです。「寝る前は英語絵本を1冊」と決めるだけで、毎日の英語習慣が作れます。
はじめての1冊には、繰り返し表現が多い絵本がおすすめ。”Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?” や “Good Night, Gorilla” などは2〜3歳にぴったりです。
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2. 英語の歌・動画(BGMとして流す)
「英語を聞く耳」を作るには、BGMとして英語の音を流すのが効果的です。意識して聞かなくてもOK。遊んでいる間・ごはんの準備中に流しておくだけで、英語のリズムと発音が自然にインプットされます。
YouTube で “Super Simple Songs” や “Cocomelon” を活用しているご家庭は多いです。無料で使えるので、まずはここから始めるのがおすすめ。
3. オンライン英会話(週1回からでもOK)
日常のルーティン英語が定着してきたら、ネイティブや英語話者との会話体験をプラスするのが効果的です。
無料体験レッスンがあるので、まずはお子さんと一緒に試してみてください。「英語、たのしい!」と感じる体験が、次のステップへの一番の原動力になります。

私がおすすめしているのはKimini英会話です。月額料金がリーズナブルで、幼児向けのコースも充実しています。週1回・25分からでも、「英語で話す体験」を積み重ねることが自信につながります。
無料で体験できる期間が長く取られているので、「まず続けてみる」という最初の一歩にちょうどいいです。

我が家では夫と子どもたちは英語で話しているのですが、3歳の息子はシャイで…。少しでも話すきっかけ作りに、と思って始めてみました。私が始めたときは30日間の無料期間でしたが、キャンペーンによって変動するようですね。
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まとめ:「ちょっと英語」の積み重ねが、2〜3年後の大きな差にな
「英語育児」と聞くと、なんだか大がかりなことをしなければいけない気がしますよね。
でも実際には、朝の「Good morning!」から始まって、「All done!」「Bath time!」「Good night」——これを毎日続けるだけで、2〜3歳のお子さんは本当に英語を吸収していきます。
日常のルーティンに英語があること。それが、バイリンガル教育の原点だと私は思っています。
まず今日の夜、「Good night, sleep tight」のひとこと、試してみませんか?
よくある質問(FAQ)
Q. 英語育児は何歳から始めるのがベストですか?
早いほど良い、とは一概に言えませんが、0〜3歳は言語の吸収力がとくに高い時期です。特別なことをしなくても、日常のルーティンの中に英語を取り入れるだけで、この時期の子どもは自然に言語のリズムや音を取り込んでいきます。「遅すぎる」ということはありませんが、早く始めるほど「慣れ親しむ時間」が長くなるのは事実です。
Q. 英語の絵本・動画は毎日どのくらい使えばいいですか?
「毎日少しずつ」が理想ですが、量より継続性を優先してください。英語絵本1冊(5〜10分)、英語の歌BGMを流しながら遊ぶ(30分〜)という組み合わせから始めるご家庭が多いです。詰め込みすぎると親も子も消耗するので、「やれる範囲」からスタートするのがポイントです。
Q. 日本語が遅れたりしませんか?
幼児期のバイリンガル育児で日本語が遅れる、というのは今では科学的に否定されています。むしろ、複数の言語に触れることで言語全般への感受性が高まるとも言われています。ただし、日本語でのコミュニケーション・読み聞かせもしっかり続けることが大切です。どちらか一方に偏らず、両方の言語環境を作ることを意識してみてください。
Q. 親がオンライン英会話を使うのも子どもへの影響になりますか?
なります!親が楽しそうに英語を使っている姿は、子どもへの最良のモデルです。「英語って大人でも使うものなんだ」「楽しそう」という印象が子どもに残ります。
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